今日は!

FXの調べ、さとりです。


さて、今回は取引所FX「くりっく365」に新規上場したばかりのメキシコペソ円について、テクニカル分析を行ってみました。

  weeklychart
上図はメキシコペソ円の4年間の週足チャートです。

3年前に8.725の高値を付けてから、2年間下がり続け、約1年前に4.963の安値を付けました。

今年7月に、下げ幅3.762のフィボナッチの0.382戻り高値6.432を付けてそこから4カ月後の2017年11月15日現在5.921の水準まで下げています。



フィボナッチ・リトレースメントインジケーター押し上」で分析してみました。



sell1
上図は2年間の下げ相場の前半です。

戻り高値が前の山を越えずに、谷も下がっていることが分かります。

戻り高値から下げた後に0.382戻りで売りを仕掛けて直前の谷の安値で決済した場合、10万通貨単位の売買で、+19300円、+19800円、+43300円と3連勝しておりました。

因みに、証拠金は4年前の1枚の約定金額約800000円の25分の1、32000円でスタートしたものといたします。


sell2
上図は2年間の下げ相場の後半です。

戻り高値が前の山を越えずに、谷も下がっていることが分かります。

戻り高値から下げた後に0.382戻りで売りを仕掛けて直前の谷の安値で決済した場合、10万通貨単位の売買で、+47500円、+35900円、+35100円と3連勝しておりましたので、下げ相場の前半から6連勝しました。

下げ相場から上げ相場に転換する際に-37500円と損が出ていますが、ここまでの累計では十分に勝っています。


最後は下図のように上げ相場に転じたので、買いで+32800円の利益が出ておりました。


buy1

直近1年間は押し安値が前の谷を割らずに、山も上がって上昇相場に転じていることが分かります。

押し安値から上げた後に0.382押しで買いを仕掛けて直前の山の高値で決済した場合、10万通貨単位の売買で、+32800円の利益が出ておりましたので、全体としては7勝1敗で+196200円でした。


weeklypl
10万通貨単位 (証拠金32000円でスタート)


上図はメキシコペソ円の過去4年間の週足のフィボナッチ・リトレースメント0.382の戻り、押し目ポイントでの売買結果で、現在は買い持ちとなっています。


メキシコの政策金利は7%前後であるため、スワップ狙いでも十分妙味がありますが、フィボナッチ・リトレースメントによる週足のテクニカル分析では、イニシャルの証拠金32000円で利益が196200円であったためトータルでは228200円となり、7倍以上に増えたというデータが得られました。


やはり、メキシコペソ円MXNJPYでもダウ理論は生きていました。

ダウ理論とは、100年以上も前にまとめられたトレンド形成の仕組みのことで、相場は高値安値を更新しながらトレンドを作るので、例えば買いの場合は上昇幅の半値押しで買って前の谷を割らずに上昇に転じてレートが前の山を越えれば、トレンドに乗っていると見なすことができます。

メキシコペソ円の過去4年間の動きでは、下降トレンドがメインでしたが、かなり売りこまれた上に、メキシコ経済も回復基調にありますので、これからは上昇トレンドを意識する局面もくるかもしません。


今回の検証で使ったインジケーターです。

フィボナッチ・リトレースメントインジケーター押し上


尚、当記事を作成するに当たり、2017年11月17日に東京金融取引所で行われたセミナーに出席し、関係各社様からメキシコ経済の現状と見通しなどの資料やデーターを頂きましたので、ご紹介いたします。 

◯セミナー「メキシコ/円の基礎知識と相場見通し」

・講師 ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
金融市場調査部 為替アナリスト
石川 久美子 氏

・2017年の年頭を100として、円と比較すると、メキシコペソは105であり、やや強含んでいる。

・メキシコの人口は約1.27億人でほぼ日本と同じだが、面積は196万平方kmと日本の5倍以上の国土を持つ。

・名目GDPは1兆460億ドルで、日本の4兆9394億ドルと比較すると約5分の1強である。

・実質GDP成長率は+2.3%で、日本の+1%よりも高い。

・メキシコの輸入は47%、輸出は81%が、米国であり、米国経済に左右されやすい。

・メキシコの輸出品目は、自動車・自動車部品、電気・電子機器、その他の工業製品・部品の順であり、原油の輸出国でもある。

・メキシコの政策金利は7%で、格付けはムーディーズでA3(日本A1)、S&PでA(日本A+u)、フィッチでBBB+(日本A)であり、南アフリカ、トルコなどに比べると上位である。

・メキシコのGDP成長率は安定的に2〜4%の成長を続けている。

・メキシコの消費者マインドは急回復して財政収支も急速に改善中である。




〇取引所FX「くりっく365」の特徴
 
・証拠金保全

・約定拒否およびスリッページなし

・店頭FXよりスワップポイントが大きい

・MM方式で有力なマーケットメイカーが価格提供を行っていて安心
くりっく365


今回のメキシコペソ円の週足データはくりっく365取り次ぎ業者のフジトミ様から頂いてMT4に取り込んだものです。


株式会社フジトミ くりっく365 通常口座開設


fx-onでお馴染みのゴゴジャン様がセミナーの運営や懇談会の進行などで協賛していただいております。


本日もここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。     


それではお元気でお過ごしください。


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発行者:アートブレインプロダクツ 
FXテクニカル戦略研究家
さとり心 

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